10周年 記念すべき特別展第1弾 !!!

今年で開館10週年を迎えた兵庫陶芸美術館では、3季に渡って丹波焼に焦点を当てた展示が開催されます。


兵庫陶芸美術館開館10周年記念特別展「坐 丹波(夏) -田中寛コレクション 蒐集の軌跡― 」

 2015年10月で開館10周年を迎える兵庫陶芸美術館。丹波焼の地に根差した美術館の集大成として3期連続 夏(6月~9月)・秋(9月~11月)・冬(12月~2月)丹波焼にスポットをあてた特別展が開催されます。
その第一弾目となるのが今回の「坐 丹波(夏)」(ざ たんば)です。収蔵品の基幹を成す田中寛コレクションの中から今回は平安末期から江戸中期にかけての116点がお披露目されています。
 田中寛さんは1930年、自身の経営する個人タクシー会社と既存のバス会社であった南但自動車会社の合併を受け入れ全但バス株式会社を飛躍的に発展させ、取締役社長にも就任された実業家です。一方で社会の文化向上と郷土の文化継承のため、76歳頃から丹波焼を中心とした古陶磁の蒐集をはじめ、私財を投じて財団法人兵庫県陶芸館を開設。丹波の旧家を1軒を丸ごと買い取ったり、入院中の病院を抜け出して蒐集に出かけたりと、その人生の集大成として丹波焼の蒐集に文字通り、全身全霊をそそぎ込んだ驚異の人です。
 丹波焼を中心とした兵庫県下の伝統工芸品、美術品の数々は“田中寛コレクション”と名付けられ、丹波焼の発展、知名度の向上に大きく影響を及ぼし、また寄贈が兵庫陶芸美術館設立のひとつの契機となりました。
10周年特別展の第一弾のテーマとして相応しい内容になるよう田中さんの意思を受け継ぎ、来館者の方に伝わる構成にするべく、今回は5つの部屋(章)に分けて構成されています。田中さんの歴史・功績とともに、コレクションの優品が一望でき、今回は新たに日本人写真家小川忠博さんとフランス人写真家グザヴィエ・マルテルさんがそれぞれ、今回の展示の為に撮り下ろしたユニークな視点の写真も紹介されています。
 同じ形の時代違いの壺をずらりと並べて、時代の流れを感じることができたり、「坐」にちなんだ内容として、畳の間で座りながらゆっくり鑑賞することができたり、またガラスケースに覆われず丹波焼の優品を直に見ることが出来たりと、今までとは少し違った角度から丹波焼を感じてもらえる展示となっています。
 開館10周年の序章を飾る特別展をぜひご覧ください。この「坐 丹波(夏)」に続く、「THE TAMBA(秋)」「再゛丹波(冬)」にも期待です。


会場:兵庫陶芸美術館 →google mapでみる
電話:079-597-3961
会期:平成27年6月6日(土)~9月6日(日)
観覧料:一般600円、大学生500円、高校生300円、中学生以下無料
開館時間: 10:00 ~19:00(但し、7~8月の金曜日と土曜日は開館時間を21:00まで延長いたします。)※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし7月20日(月・祝)は開館し、7月21日(火)は休館。
駐車場:58台(無料)
ホームページ:特別展のページはこちら
 
同時開催テーマ展:神戸ビエンナーレ2015 現代陶芸コンペティション入賞・入選作品展
2015年7月18日(土)~ 8月30日(日)


室町時代から江戸時代まで年代別に並べられた壺。その変遷がよくわかります。

本特別展のトップを飾る、無数の火ぶくれが力強い印象を与える壺。愛称は「こぶたん」。あの土門拳が所有したことでも有名。
壺 銘 猩々 鎌倉時代(13世紀) 高さ55.0cm

「坐」にちなんだ、本特別展渾身の展示。畳に座りながら丹波焼の名品を眺めることができるという、ファン垂涎の展示手法。

本特別展では、日仏の写真家による丹波焼を被写体とした撮りおろし作品も展示されています。新たな視点で丹波焼を楽しめるキッカケになるのではないでしょうか。

7月〜8月の金曜・土曜は夜9時まで楽しめるナイトミュージアムを実施しています。

森と共生する美術館の夜しか見ることができない姿を是非。

館内に設置されたガチャガチャBOX。その中身とは一体…

手のひらサイズの丹波焼が!第一弾は全部で6種類。フィギュアではなく、1点1点手作りの本物です。

 


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2015-07-12 | Posted in 観るとこNo Comments »