豆腐造り続けて60年

豆腐を蒸し上げる時間は室内を蒸気が覆います。自分の手元も見えないほど。


とうふ家
 
 伊丹の豆腐屋に生まれ、幼い頃から家業を手伝い、その後自身のお店も開き、人生をとうふ造りに捧げてきた佐々木和男さん。10年前に今田町にお店を構えられ現在は一人で製造・販売をされています。作業は常に中腰、重いものを運ぶ重労働ですが、テキパキとした動きで、慣れた手つきは60年間培われたまさに巧の技。
 佐々木さんの豆腐は、豆は九州の「ふくゆたか」を使い、水は純粋加工された水(カルキを完全に抜いた水)を使い、大豆の味を最大限に引き出せるよう作られています。通常豆腐は時間が経つと水が出てきますが、こちらの豆腐は水があまり出ません。これは、できるだけ水を使わず、その分多くの大豆を使っているためで、豆の甘味・旨味が伝わってきます。うす揚げも焼くと外がパリパリになるよう、煮れば味が染み込むように、大豆の絞り方を変えるなど手間も時間もかけて造られています。「どういう食べ方がオススメですか?」と伺うと、やはり湯豆腐や冷奴がオススメだそうです。特に冷奴は醤油を数滴落とすだけで、大豆の旨味で美味しくいただけます。
 絹豆腐、木綿豆腐、黒豆豆腐、寄せ豆腐、うす揚げ等々、店頭にならぶ商品は、スーパーに売っているものより少々値段は高いですが、それは材料にこだわり一つ一つ手作りであるがゆえ。国産材料を使い手造りのため、利益はほとんど出ませんが「おいしい」と言ってくれるお客様がいるから佐々木さんは豆腐を作り続けています。
 どれも長年の勘と経験、そして想いの込もったお味です。ぜひ一度食べてみてください。食べれば違いが分かるはずです。ほんまもんやもんね!!


住所:篠山市今田町釜屋25-1 →google mapでみる
電話:079-597-3378
定休日:水曜日
営業時間:9:00~17:30
駐車場:約10台

材料となる大豆。張りも、艶も一級品です。

店主の佐々木さんは、御年78歳。とても傘寿間近とは思えないほどお元気な立ち居振る舞いです。

濃厚な香りが滑らかに流れ出る絞りたての豆乳。

並々の鉄板ですーっと半分に。懐かしの豆腐らしいなみなみ模様が現れます。

一つ一つ丁寧に掬い上げ、袋詰めしていきます。

豆腐の仕込みは早朝から。朝の澄み切った明かりの中、豆腐の滑らかな肌が美しい。

今田で10年、豆腐を作って60年。笑顔一番!生涯現役です。

 


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2015-04-24 | Posted in 買えるとこ, 食べるとこNo Comments »