寒い冬に現れる動物の丹波焼

こちらが2014年の干支「午」の置物たち。


圭泉窯
 
 今年の干支は馬。年賀状を書くときにどのような馬にしょうかと、悩まれた方も多かったのではないでしょうか。そんな干支を毎年、押し型を作り丹波焼の陶器で作る陶芸家がいます。それは北村圭泉さんです。
 圭泉窯で2代目となる圭泉さんは、1955年生まれで今年59歳になられます。圭泉窯を訪れたのは寒い12月の事でした。入り口を入ったその先にはずらりと並ぶ馬の置物があり、今にも動き出しそうな雰囲気を醸し出していました。圭泉さんが製作されるこの干支の置物は、大量生産が出来ない為、毎年暑い夏頃から半年かけて製作されます。今回、その作業風景を一部見せて頂きました。まず予め準備していた馬の型枠に水をさっと吹きつけます。そして、干支用に厳選した土を型枠に均一になるように力強く押しつけていきます。そしてそれを対となるもう一つの型枠も同じように土を押しつけそれらを合わせます。その作業姿は、まるで馬に命を吹き込むようでした。
 また、干支の置物だけではなく、茶碗などの器にも力を入れられています。田部美術館「茶の湯の造形展」や、淡交ビエンナーレ茶道美術公募展にも入選され、数々の優れた陶器を焼かれてきました。
 さらに、圭泉さんは陶芸だけでなく書道にも精通されております。猪や蛙などこの自然豊かな今田地域に関係の深い動物達と一緒に文字が書かれていて、心が癒されるような作品でした。実際にその場で描いて頂いたのですが、その迫力と躍動感は圧巻でした。
 2代目北村圭泉さんが製作される独特でユーモラスな作品を見に「圭泉窯」に是非一度足を運んでみて下さい。きっと素敵な出会いが待っていると思います。


住所:篠山市今田町下立杭110→google mapでみる
電話:079-597-2147
営業時間:9:00~18:00(不定休)

午の型に土を押し込む作業。焼き上がりにムラが出ないように、土の厚さを均一にすることが大冊なのだそう。

こちらは「辰年」用の型。石膏で出来ているこの型も圭泉さんが自らの手で制作されています。

「かいらぎ」部分の美しさが、圭泉さんの茶碗の魅力の一つ。

色、形、質感 …そこには様々な表情がありますが、どれも懐の深さを感じさせる作品ばかり。

こちらが圭泉さんが描く「蛙」の画。ユーモラスな表情と躍動感あるタッチが魅力的です。

工房の床に用紙を敷いて、即興でするするする〜っと描いてしまう圭泉さん。

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2014-02-09 | Posted in 買えるとこNo Comments »