伝統を感じる絶妙な丹波焼

登り窯での焼成中は、数十分に1回のペースで側面の穴から薪を放り込むそうです。薪を入れるたびに火の勢いが増し、煙がもうもうと立ちこめます。


丹水窯
 
 今回ご紹介する窯元は「丹水窯」さんです。お話をお伺いしたのは、田中聡さんです。父の田中茂さんと2代で作陶に励まれています。
 丹水窯さんは県道沿いに面しているので入りやすく、またギャラリー内は落ち着いた雰囲気で、見た目の美しい渋い丹波焼が並んでいます。聡さんは焼締めなどの作品から、白化粧の器をメインに作陶されています。土にこだわり、試行錯誤を繰り返しながら培われた長年の経験から、ざらざらとした力強い質感や、さらさらとした柔らかい質感など、あらゆる質感を表現されています。作品によって坏土工場(※注)の土と自分で足を運んで選んだ土を混ぜ合わせた独自ブレンドの土を使うなどして生まれる微妙な違いが、丹水窯さんらしい絶妙な味わいを醸し出しています。
 また、登り窯を用いる頻度も比較的多い窯元さんなので、運がよければ、焼いている風景に立ち会えるかもしれません。伝統的な丹波焼を感じることのできる「丹水窯」さんに是非足を運んでみて、丹波焼を楽しんでみてください。


住所:篠山市今田町上立杭篠尾口2-5 →google mapでみる
電話:079-597-2371
営業時間:9:00~18:00(不定休)
駐車場:あり

窯詰め作業中の茂さん。登り窯の中は腰を屈めてやっと入れるほど狭い空間。この中で火の廻りを考えて、効率よく、上手く焼き上がるように配置していくのは熟練の入る作業。

薪を投入した直後の黒煙を吐き出す煙突。立杭の山々を背景に雄々しい姿です。

試行錯誤の日々の中、「これは!」と思うもの作品が焼き上がることもしばしば。そしてまたその作品に出会うために試行錯誤の日々。

自然光に照らされた釉の輝きが美しい。

聡さんの作品は多種多様、十器十色で楽しめます。中には実験的な意味合いが強い作品も。

白掛けのぬめっとした妖艶な色調に、抽象紋にも見える土肌のテクスチャ感。じっと見ていると自分にしか見えてこない世界に出会えます。

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2014-01-17 | Posted in 買えるとこNo Comments »