「my茶碗」お使いですか?

端正に整えられた前庭に誘われるように訪れた壺市さんの工房兼ショップ。


壺市
 
 壺市 市野元祥さんは、ご飯茶碗にこだわった陶工さんです。お茶碗は日本の食卓に欠かせないもの、さらに一人一個持っているものだからこだわりたい。という想いから、一つ一つ轆轤を回しながら少しずつ形を変えて作られているそうです。一時はお茶碗専門店をしようかと本気で考えたことがあるほどの情熱です。
 器の大きさ、厚み、丸み、高台の高さなど、実際に一つずつ手にとってみると必ず自分の手にぴったり収まる「my茶碗」が見つかるはずです。
 また元祥さんの作品で代表的な技法は「刷毛目」という刷毛を使って化粧土を塗る技法です。筆などを使うより、刷毛の細い1本1本が弧を描くため、より躍動的な表情になります。仕様する刷毛は、大きさや種類によって一本一本お手製です。ほうきに使われているイ草を潰して、滑らかになるように先を叩いて柔らかくすることで、味のある「刷毛目」が生まれるのだそうです。化粧土も出来上がりの風合いに合わせて、濃度を濃くしたり薄くしたり調整されています。実際の刷毛目作業を見せてもらうと、全てフリーハンドで描かれており、迷いなく豪快に描かれた「刷毛目」は、元祥さんの器に対する真っ直ぐな想いが表れているかのようです。
 また、奥様の郷子さんが更新されている「丹波焼壺市Facebook」では、実際に壺市の器を使った昼食や夕食の様子が掲載されています。めかしこんだ料理ではなく、普段の食器の盛り付けイメージや、ご家庭の献立のヒントになるような写真ばかりで、ついつい壺市の食器を取り入れたくなってしまいます。ぜひ一度ご家族揃って「my茶碗」を探しに壺市さんにお越しください。


住所:篠山市今田町上立杭330 →google mapでみる
電話:079-597-2664
営業時間:不定休
駐車場:約5台
ウェブサイト:Facebook

刷毛目の装飾に用いる白土。水を増やして弛めたり、逆に粘りを強めたりすることで表情が大きく変わってきます。

一碗一碗、熟練の手つきで刷毛目を施していきます。単純であるがゆえに千差万別の表情を楽しめる装飾技法です。

壺市窯三代目の市野元祥さん。

手前に見えるのが元祥さんを代表する刷毛目を用いたご飯茶碗。奥に見えるのが、TANBA STYLEで制作した鎬技法を用いたお茶碗。

器形が違えば、刷毛目の表情も異なります。お好みの一品を是非。

刷毛目の装飾に灰釉の翡翠色を美しくまとった浅鉢。これからの季節冷たいものが映える器です。

刷毛目とTANBA STYLEのお皿。

漆黒の花瓶に即席で活けられた白いリンドウ。用を持たすことで一層輝きを増すのがホントの陶器ではないでしょうか。

 


Share on Facebook0Tweet about this on TwitterShare on Google+0Pin on Pinterest0Share on Tumblr0Share on LinkedIn0

related posts

2015-06-19 | Posted in 買えるとこNo Comments »